2004年8月16日
先日,落札しておいたヒースキットの真空管チェッカをやっとこさ触る心の余裕ができた.なにはともあれ,かなり古いものなので,一応蓋を開けてみて,状態を確認してみた.ロール紙も動く.
特に大きな問題はない.
メーターにヒビがあることと,キャップ用のコードが硬化して割れている.
中の配線の状態.半田付け自体はそう悪くなかった.単線材が使われているのが良かったのかもしれない.何箇所か配線が途中の端子などと接触しそうだったので,経路を動かした.コンデンサが2本ほどあるが,オイルではなさそうだし,TC-1の動作原理自体を把握していなので,とりあえず交換せず様子をみることにした.
オープン状態で通電してみて,燃えそうな気配がないので,蓋を閉めた.
電源ON時にチャートの照明が片側点灯していなかった.ランプの導通を見ると全3本中,2本はNGだった.後で,大分省略されているような回路図を見てみたら,ショート検出ランプはネオン管が使われていて導通してなくて当然.切れているランプは,今でも入手できそうな感じだが,どこをどう探すかノウハウがないので(誰か知ってたら教えて下さい),とりあえずランプは全元の位置に戻した.(ランプのソケットはひどく錆びていて,真っ白な粉まみれになっている)
昇圧トランスが必須かと思っていたが,回路図を見ると,ACを調節してメーターでゼロアジャストするとわかった.当面は昇圧トランスは必要なさそう.先日から,少し集めたMT管をいくつか試してみた. 3,4本試した限りではBAD域のものはない.ヒーター灯火直後はBAD側でも暖まるとGOOD側へ(当たり前).ただ,中にはギリギリGOODのものもあった.
2004年8月17日追記
ランプはフィラメント,ネオン管共に使えそうなものがRSコンポーネンツで見つかった,ソケットもあるようなので,ソケット毎交換する手もあるかな.回路図,部品表と実際の配線をよくよく見比べてたら,どうもチャート照明ランプ後付けのものらしい.TC-2で追加された照明を移植したものかな.一応線を追いかけて,テスタでランプの電圧をチェック(もちんAC100V状態で),大方AC 6V+あたり(腐食だか汚れだかで正確に測っている自信喪失)様子.どうにでもなるようなので,安心して蓋を閉めた.RSコンポーネンツは送料が高いので,なにかのついでにするか,日本橋で見つけた時にでも入手しよう.
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